バックナンバー.024


函南町に民主主義を実現させるために

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 3月26日の町長選挙から3ヶ月半が経ちました。あの選挙を経たあと、芹澤町政にどのような変化が生じたか興味のあるところですが、それは追い追い見てゆくことにして、今の私の関心事は、どうすれば函南町に民主的な政治風土を築き上げることができるか、という点にあります。

 民主主義とは政治の実践において民意が最大限に発揮され、反映されることを保障するための制度であり、仕組みです。民主主義を実現し、それを守るのは国や地方の政治の主権者である私たちの権利であり、責任でもありますが、民主主義を実現するための第一歩は、言うまでもなく選挙における投票です。有権者が自らの判断と意思にもとづいて自由に候補者を選んで投票する、そのような選挙が先ずなによりも民主主義を実現するための基本です。

 先の町長選はどうだったでしょうか。残念ながら、自由公正という選挙の原則がゆがめられ、公職選挙法違反や、選挙妨害に該当することが、告示日の前後にずいぶん行われました。一方の候補者であった私に関し、虚偽の、あるいは事実を歪曲した情報が流言、卑語の形で有権者のあいだに広く伝えられたことも、この選挙の特徴でした。有権者の自由意志による投票が妨げられ、あるいは有権者が候補者についての歪められた情報にもとづいて投票するような選挙からは、民主主義は生まれません。

 函南町では、私たちが切実に望む事業やサービスに使われる税金よりも、私たちが必要とせず、望みもしないところに使われる税金のほうがずっと多いと実感し、それに大きな不満を抱いている町民が少なくありません。それは、全体としての町民の福祉や利益の増進よりも、自らの、あるいは特定少数の、さらには特定地域の人々の利益を優先する為政者たちが町政の実権を握っているためですが、そうなってしまうのも、民主政治の実現を損なうよう選挙がベースにあるからではないでしょうか。

 先の町長選のとき、芹澤町長の選挙カーを先導しているのはいつも4,5人の町会議員でした。加えて、法では認められない後続車にも3、4人の議員が乗って町長の応援をしていました。駅前や街角に町長が立ったときにも、お揃いの制服を着た7,8人の議員が常にまわりを取り巻いていました。これでは、行政の仕事が住民の利益や福祉に反することのないように目を光らせ、住民の立場に立って行政を正してゆくべき議会が、とてもその責務を果たせるはずがなく、民主主義が通用するはずもありません。

 町長選挙は終わりました。しかし、来年4月には統一地方選挙があり、函南町でも町議選があります。函南町に民主的な町政を実現させるためには、この町議選を議会改革の出発点にし、議会と行政との癒着をたち切ることが重要です。それには何よりもまず、地縁、血縁を集票基盤にして出馬する地域の有力者が当選者の多数をしめる選挙から、地縁、血縁のようなしがらみから自由な、真に議員としての資質と資格をそなえた候補者が多く出て、しかもそれらの候補者が当選をはたせるような選挙へと変える必要があります。そういう人物たちが一定の勢力を得れば、函南町議会は、行政をけん制し大多数の住民の幸福や福祉を増進するために活発に機能する議会に育って行くと期待できます。

 函南町に民主的な町政を実現させようと考える有権者をできるだけ数おおく結集し、その中間のなかから変革をになえる人材を来年の町議選の候補者として擁立することを目指し、これから運動を起こしてゆきたいと考えています。有権者がいろいろな束縛やしがらみから自由になって、自主的な意思で候補者を選べる、しかも選ぶに値する候補者が何人もいる、来年の町議選をそんな選挙にするために、心ある人々と力を合わせてゆきたいと思っています。


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