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1)図書館が有れば |
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町側から発表された図書館の建設計画を知って、長年待ち望んだ図書館がいよいよ実現するかもしれないと、多くの町民が喜んだに違いありません。図書館は知の宝庫です。そこに行けば知りたいことはほぼ調べることができ、読みたい本もほとんど揃っていて、知的な欲求を満たしてくれます。図書館が函南町にないことを私も嘆いていました。ですから、町会議員にならずに、町の財政力について情報を持たないままでいたら、私もきっと図書館建設のニュースを大歓迎したに違いありません。 |
2)しかし、足元をよく見て |
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しかし、現実に議員である私は、図書館建設といえども財政事情を無視した計画に組することはできません。いま町が計画している図書館は延べ床面積3,300平方メートル、建設費20億円、蔵書数約23万冊というものです。建設費のための積立金は1.5億円しかないので、財源の大半は借入金に頼る計画です。資料、図書の購入費も5億円に上り、維持管理費は年々2億円近くかかります。借金の返済とともにそれらが後年どれだけ函南町の財政を苦しめるか、よく考えねばなりません。 |
3)あまりに高望みの計画 |
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人口4万人程度の自治体にある図書館は、いま函南町が計画している図書館の2分の1ぐらいの規模が一般的です。人口が函南町の3倍近い三島市の図書館も延べ床面積は3,000平方メートルしかなく、蔵書数は23万冊です。3,300平方メートルというのは、中央公民館1階の大ホールや多目的ホールも含めた広さです。今の役場庁舎は4階合わせても2,500平方メートルに過ぎません。 |
4)急速に進む財政悪化 |
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大竹トンネル、温泉会館、新庁舎と財政力を無視した過大投資が続き、函南町の財政状況は急速に悪化しています。借金返済額が年々増えて今年は16億円ぐらいになります、いっぽう、基準的な財政収入はドンドン減って、平成15年度は41億円台にまで落ち込みました。そういう中で新たに20億円以上をかけて図書館を建てれば、他の多くの事業や行政サービスが犠牲になります。耐震性が危ぶまれるいくつかの老朽校舎の建替えあるいは改修も財源不足を理由に先延ばしされている今、限られた財源をどう使うかの選択は町民全体でよく考えねばなりません |
5)身の丈にあった図書館を |
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なんとか町の図書館を持ちたい。できるだけ充実した機能とサービスを備えた図書館が近くにあればよい。函南町民の大多数がそう願っているに違いありません。しかし、今計画されているような大きな図書館は、函南町の財政力が許しません。その点は町長も私の質問に答えて認めています。私たちは、そのことを十分頭に入れた上で、実現可能な図書館を構想する必要があります。今は近隣自治体の図書館との相互利用システムも拡充しつつあり、利用可能な図書や資料は多くの図書館に広がっています。ですから、建物がそんなに大きくなくても、蔵書の数がそんなになくても、町の図書館を私たちの基本的な要望に応え得る図書館にすることは可能です。そんな図書館をできるだけ経済的に実現する方法を、衆知を集めて構想することを提唱したいと思います。 |